COOP HIMMELB(L)AU

★初台の東京オペラシティ内にある、ICCギャラリーでやっている『コープ・ヒンメルブラウ 回帰する未来』展に行ってきました。ま、500円でヒンメルブラウの作品は数点しかないんですが、かなり興奮しました。ICC最高。
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2009/CoopHimmelblau/Works/index_j.html#works1
(「アストロバルーン」という作品です)


これもよかった。「ブレイン・シティ・ラボ」
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2009/CoopHimmelblau/Works/index_j.html#works2


展示についての詳細はこちら。
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2009/CoopHimmelblau/index_j.html


 この「アストロバルーン」、バルーンの中にパイプが立っていて、そこを両手で握ると、自分の心臓の鼓動のペースで音が鳴り、光が点滅します。パイプはふたつあるので、二人の人間が同時にパイプを持っていれば、二人の鼓動がミックスされて不思議なリズムになります。でかいし透明だし光るし鳴るし、たまらない……!


 上のサイトの「展示作品」の欄でも読めるんですが、建築の概念についてのヒンメルブラウの言葉の強さが、なんとなく平沢進っぽくてかっこいいです。平沢進twitter、面白いなぁ(私自身はtwitterはやっていません)。


★そして同じICCの中にある、おそらく無料で見れる展示の中に『無響室《メトロノームと無響室のための作品》』(前林明次)という作品があります。これは、一人5分ずつと決まっていて、整理券をもらわないと入れないのですが、すごいです。最高です。無響室に椅子とメトロノームだけが置かれていて、真っ暗闇になって音が四方八方から聞こえてきて、まるで宙にでも浮いてるみたいな、そんな感覚になります。足の下から音が聞こえてくるような感じがするので。音の感覚がまるで変わるのがたまらなく面白くて、この中で好きな音楽聴きたい〜! と思いました。お金持ちになったらぜったい自宅に無響室作ってやる……。(※無響室自体を作っているのは前林さんではない、というご指摘がありましたので訂正いたします。前林さんの作品はここで聴こえる「音」と、それ以外(何が起こるのかあまり知らないで体験したほうが面白そうなのであんま書かないでおきますが)です。吉田アミさまありがとうございました)


 あまりの興奮に扉を開けてくれた学芸員の方に「すごい面白かったです!」「これスピーカーはいくつあるんですか?」と、人見知りがウソのように話しかけてしまいました。今年海外旅行を二回して、私も少しはオープンハートな人間になれたのかな……。なれてたらいいな……。


★ちなみに同じオペラシティ内にあるアートギャラリーのほうでは『ヴェルナー・パントン展』(このチラシがものすごくセンス悪いんですよ。ヒンメルブラウのチラシと比べるとかなしくなるくらい……)をやっていて、靴を脱いで入るスペースがあり、まるでアスレチックのようになっている、左右足元全部が波打っている部屋で遊んだりできるので、お子様連れでも楽しめそうですよ。

http://www.operacity.jp/ag/exh111/