夏目ナナ ちょっとお知らせ

 「All About Japan」の方に記事が出ていました。こちらで最新の、例の姉ちゃんがときめいた写真も見れるのでどうぞ。http://allabout.co.jp/entertainment/adultvideo/closeup/CU20051024B/index.htm

 これを読んで思ったけど、私は彼女の「キレイで可愛い女がオッサンとかにヤラれちゃって、イヤなのに感じたり、恥ずかしいのにめちゃめちゃになっちゃったりするのがエロい」と思ってるくせに、自分がその張本人の「キレイで可愛い女」になることには照れがある、という感じが好きなのかもしれない。誰がどう見たって夏目ナナは「キレイで可愛い」のに、自分がその犯される張本人になるのが恥ずかしい、という感覚は、私はよくわかる気がする。

 私は、男にすんごい欲情されてむしゃぶりつかれてやられちゃう女、というのがすごいエロいと小さい頃からずーっと思っていて、そう思いすぎたせいか、「自分はむしゃぶりつかれる側にまわる資格がない」と思ってしまったんですよ。なんか、エロ本に出てくるそういう女って、すごいキレイでエロいじゃないですか。カラダもキレイで顔もキレイ、しかも全身からは裸に剥いてもはぎとれない気品が漂ってて、しかもしかも名器だったりして……。そんな女に「なれる」もしくは「なれた」と思える女が、はたしてどのくらいいるのかと聞きたい(誰にだ)。いたとしても多分、うぬぼれの強い、自己評価のやたら高い、いけ好かない女ですよ(これは姉ちゃんの偏見です)。それが一番エロいと思ってるんだから、そうなりたいし、そうされたいのはやまやまなのに、自分が「今、むしゃぶりつかれてる!」と陶酔するのは、なんか申し訳ない。「ロレアル、私にはその価値があるから」というCMがありますが、まさにその逆。「私にはそんな、むしゃぶりついていただく資格はないです、すいません!」と裸足で逃げたくなるヘタレぶり。なんて言うんですかね、まさか自分のアヘ顔やアヘ声(見苦しいこと書いて申し訳ない……。想像して吐いた人すみません)で、男の人が喜んでくれるとは思いにくくて、そんなところを見せるのが、恥ずかしいわけです。この恥ずかしさは、フツーに裸が恥ずかしい、とかいうのとはまたちょっと違うと思う。「犯される女は、キレイで女らしい女じゃなきゃいけない。けど自分はそうじゃないから恥ずかしい。しかもそうじゃないくせに、そうされたいと思ってるからさらに恥ずかしい」という、わかる人にはわかるかもしれんが、わからない人にはさっぱり……というような恥ずかしさです。簡単に言うと、自分が主役になるのが恥ずかしい。役者不足だから。でも演技ヘタクソなくせに、主役になりたいっていう欲望を持っていることがよけいに恥ずかしい。ってことですかね。

 簡単に言うと、自己評価が低いがゆえの恥ずかしさなのですが、夏目ナナほどの人がこういう羞恥心をもっていることは素晴らしいことだと思います。もちろん、女優さんとして自信を持っている部分はあると思うけど、なんとなく「自分が女であること」に対して照れがあるというか、そういうところがちょっといい感じに彼女の「隙」になっていて、いいんです。自分が男だったら、あんな美人とセックスできる機会があってもびびって勃たないかもしれないけど、そういうふうに恥ずかしがってくれたら俺だってイケイケで責められそう(妄想ですが)な感じがする。彼女は「犯されるなんてガラじゃないのに、犯されたいって思ってる自分の欲望が恥ずかしい」って思っているような雰囲気があるんです。私は、こういう女の人はけっこう多いんじゃないかと思ってる。そして、自分にもそういう気持ちがあるから、もし自分が男だったら、こういう女の人のことを好きでいたいと思うんです。自分のそういう部分を好きになるのは難しいけど、夏目ナナのそういう部分は、愛せる。ものすごく愛せる。そして、そんなに恥ずかしいくせに最終的にはイキまくるのがいいんです。やっぱり、心がかわいい人のセックスはかわいいんです。