お知らせ

 もう1月も下旬ですが、勇気をふりしぼって言います。あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします。新年一発目の弟からの電話は「姉ちゃんが面白いって言いよった『出没! 中出しック天国』(V&Rプロダクツ)、マジで面白かった! 東京の女の人って怖いね〜(ナンパで中出しまでさせてるから)」というものでした。正月からAV見るなよ、弟よ……。ちなみにその電話で「姉ちゃん、年末に忘年会でワープの社長さんと会ったよ」と言うと「すっげー! 何それ? 姉ちゃんなんでそんなにすごいと?」と本気で尊敬されました。ワープの社長さんと会っただけで(社長さんすみません、だけ扱いして)こんなに尊敬してくれる弟は、世界広しと言えども俺の弟ぐらいしかいないような気がするよ……。

 さて、更新が滞ってる間にお知らせが。現在発売中の「増刊 小澤マリア」(GOT)に、グラビア撮影現場ルポとコラムを書いてます。よろしかったらお手にとってみてください。あと、「ウォーA組」(サン出版・ナンバーワン人妻熟女雑誌です)に、「人妻不倫旅行」(ゴーゴーズ)の高橋浩一監督のインタビューを書いてます。このインタビューはマンガでも描かれているのですが、そのマンガに、おもに胸のあたりがひどく誇張された雨宮が登場しているようです。私も、まだ完成したものは見てないので、どのくらいのことになってるのかは不明ですが、JAROとかに通報しないでください。生まれて一度も巨乳気分を味わったことないんですよ! これぐらいいいじゃないですか!

 そして、これは予告ですが、来月発売の「ビデオメイトDX」(コアマガジン)に、「D−1ブービー対談」と題して松本和彦監督×カンパニー松尾監督の対談の原稿を書きました。分量もけっこうありますので、お楽しみに。
 私は、松本和彦監督という人は、前からそりゃあいい男だなーと思っていて、でも「女のAVライターにAVのことなんかわかるわけない」と発言されてたという話を聞いたりもしていて、会ったらケンカかな〜と思って高田馬場のボクシングジムに通ったり(体育会系のノリが合わずに一瞬で退会)していたのですが、昨年の年末に初めてお会いして、女のライターがどうとかなんてどうでもよくなる魅力を感じたわけです。特に、D−1で負けたときの松本さんの背中には、しびれた。強い悪役を演じていた人の、負けてもなお虚勢を張り続ける背中が、その場のどんな男よりも、かっこよかったんです。あれだけ面積のデカくて黒いばば☆ザ☆ばびぃ監督ですら目に入らないくらい、負けた松本さんはかっこよかった。松本さんは、今年はソフト・オン・デマンドで撮りまくるそうです。D−1から立ち上がり、売ることが自分の自信だと言いきって、また売るためにデカい戦場を選んで戦っている松本さんの姿は、タフだけど危うく見える。弱味を見せられない男の弱さって、あるんです。そこが松本さんの色気なんだと私は思う。松本さんの一番かっこいいところは、顔じゃなく、からだじゃなく、カッコじゃなく、セックスでもなく、心です。心意気だけを墓まで持っていく人だと思います。松本さんがモテるのは、顔やカッコじゃなく、心がかっこいいからじゃないですかね。あれだけ、本当に弱いところを絶対に見せない男というのは、女にとっては憎たらしくも、あれだね、攻略欲をそそる存在なのでしょうね。泣き顔が見たい! と思わせられます。まぁ、死んでも見せないでしょうけど。