「少女は挿入される生き物」(AV OPENチャレンジステージ参加作品・堀内ヒロシ監督)http://hamajimopen.com/penetration.htm

※あまりにも文章が長いので、全三回の連載にします。

 で、今日はそのAV OPENチャレンジステージ参加作品である「少女は挿入される生き物」について、書こうと思います。すでに多くのサイトにレビューが掲載されておりますので(詳しくはAV OPEN in HMJM特設OFIFICIAL SITE
http://hamajimopen.com/で見ることができます)作品情報としては十分かなーとは思うのですが、これがなんとも、私にはいろいろ考えさせられてしまう作品だったわけで、そこのところのもやもやについて、ちょっと書いてみようと思います。

 作品の内容に関する文章を含みますので、内容を知りたくない方は、これから先はご遠慮ねがいます。

 内容は3人の「少女」が登場するロリ作品です。最初の二人はかなりの美少女であり、なおかつセックスもうぶなようでしっかり感じていたり、予想外に淫らなアヘ顔だったりと反応十分。オーロラプロジェクト作品のような密室感のある静かなセックスで、うしろめたさがゾクッと背筋を這い上がってくるような感覚があります。少女二人の表情も、カラダも、非常に丁寧に美しく、青臭い「獲物」としてしっかりと撮られています。

 そして、ちょっと驚いたのは、この前半パートが非常に「セルビデオのセオリー」に忠実に撮られている、という点です。セルビデオで「ヌキやすい」とされているアングル、押さえておくべき画がきっちり入っており、セルビデオで「邪魔」とされている男の姿や声はほとんど排除されている。「ズリネタ」として優等生的な映像であるとも言えますが、堀内監督はそこにちゃんと「匂い」を乗せている。これは、文句ありません。ロリものとしてもきっちりポイントを押さえてあるし、オナニーの邪魔にならない方向での、エロを加速させる意味での「カラー」が付加されているというのは、もう、文句言うとこないです。

 で、問題は3人目。3人目は、前半2人とはちょっと違ってストーリー仕立てになっている。義理の父親が娘を、自分の主催したロリコンの集う会に連れて行き、順番に輪姦させるという話で、その通りにプレイが行われて全員に中出しされる。ここまでは、非常に良くできたエロビデオで、ここから3人目の「ゆめちゃん」という女の子のドキュメントに突入していく。実はそのドラマは実話で、ゆめちゃんは義理の父親と初潮前からセックスしていて中出しもされまくっていて、ホントにロリコン友の会みたいなのに連れて行かれて輪姦されていた、と言う。そしてその義父に会いにゆくのだが……という、スリリングな展開になってゆく。

 ここまで読むと、面白そうだと思うでしょう。実際面白いんです。観た人の感想にも「面白かった」という、素直な意見が非常に多い。今までこういうものを観たことのなかった人にはとても面白いだろうし、こういうものを求めていない人でも前半で十分楽しめる。では、なぜ私は、もやもやしてしまうのか。

(明日につづく)