熟女とか海賊とか

★しつこく宣伝しますが今発売中の「ユリイカ」に、ペヤングマキさんのことを書いてます。ユリイカって売り切れるとオークションで高値がついたりするらしいですよ(早く買えという遠回しな脅迫)。


★「ウォーA組」(サン出版)が届いてました。「A組」は、人妻・熟女ブームが来る前から人妻・熟女をバリバリやっていた志の高い(?)熟雑誌なのですが、今号は姉ちゃんの大好きな貴田光一画伯とTAKUMI画伯のマンガが両方とも掲載されていたので嬉しかったです。そしてグラビアのページに「TSUBAKI〜日本の熟女は、美しい」というロゴが入っていて笑いました。TSUBAKI関係ないし! でもこういう、昔ながらのエロ本のバカバカしさみたいなものがあって「A組」好きなんです。疲れたりイヤ〜な気分になったりしないし、マンガもハッピーエンドが多くていいんですよ。「浮気はしたけどやっぱり主人が(妻が)一番!」みたいなのとか「最近は浮気がヤミツキになっちゃいました」とか(それハッピーエンドなのか? でも熟女本人が幸せそうだからハッピーな気がする)、わりとおおらか。癒しのエロ本を求めているみなさん、「A組」は全国コンビ二で発売中です。390円です。

 貴田画伯のメコスジの描き方はものすごいんですよ。ジーンズ履いてるのに股間に淫唇がぷっくり浮きあがってたりして、もうメコスジっていうよりメコ膨とかそういう感じです。今回は妊婦モノなんでメコスジ(そんな下品な言葉を何度も書くな)がフィーチャーされてなくてちょっと残念でした(母乳がフィーチャーされてた)。TAKUMI画伯は絵も肉感が柔らかい感じでイイんですけど、出てくる熟女が「気が強くて怒りっぽいけど、ホントはアナタにベタ惚れ。だけど素直になれない……」みたいな「熟ツンデレ」であることが多くて、可愛いんです。今回も熟ツンデレ魂爆発で大マ〜ン足です(いかん! 熟文体が伝染してる!)。
 あとビデオコーナーで紹介されている『四代目スケバン熟女』が気になりました。これは『ブルセラ熟女』を出しているAVS(http://www.avs-video.com/home.htm)ですな。熟女が無理矢理セーラー服を着てる姿って確かにやたらとこう、エロいんですけど(キワものなのではなくて、ホントにやらしい。間違いなく勉学以外の目的のために着てるからなんでしょうか。でもたぶんギャル服とか着てもエロいと思うんですよ。組み合わせの妙ですね)、最近ちょっと派手めの下着を買ってみたら自分がすごい熟女っぽくて驚愕しました。なんか、若さでもないものがむんっとしてました。エロいというより、やばかったです。若作りのムリがむんっと漂ってたよ!


★熟女といえば、先日某美熟女のグラビア撮影現場に立ち会ったのですが、カメラマンさんが熟女を撮影しながら「カワユス! ギザカワユス! テラカワユス!」と声をかけていて、なにかが間違ってる気持ちになりました。そ、それでいいの? 熟女なのに?


★「パイレーツ・オブ・カリビアン〜デッドマンズ・チェスト」のDVDが発売されましたね。ジョ二デのNGシーンをほほえましく見守る三十路の私……。こわすぎる! やばすぎる! まぁ私はやばすぎるけど前作同様、メイキングが面白いんですよ。大作のメイキングなんて何が面白いのかと昔は思ってたんですけど、メイキングを見ると億単位の金をかけて映画を撮ることの、もうバカバカしいほどの大変さが垣間見えて発狂しそうになります。

 予算がオーバーしすぎて制作が中止になりかけたり、ロケハンして見つけた理想的な砂の島が、実は日中満潮ですべて沈んでしまうことが判明したり、島のロケでまずなんにもないから道路を作るところから始めてみたり、船の入る大型の撮影施設(タンクといって、大型のプールみたいなもの)を四ヶ月遅れでなんとか完成させたら、ハリケーンが来てガタガタに壊れまくったり……。スケジュールを組むことを考えただけで一瞬で脳のシステムが落ちそうな数と量と各種の要素がガンガン打ち寄せてくる中、「絶対に完成させられる」という保証はなにもないまま撮影をしなければいけない監督のプレッシャーたるやすさまじいものがあります。でも、ちょっとおかしいのは、この監督(ゴア・ヴァービンスキー)が井口昇http://blog.livedoor.jp/iguchinoboru/)にちょっと似てることです。大人なのにぼっちゃんぽいところがよく似てる。体型とかも。だからすごく緊迫した状況でもあまり緊張感を感じない……。

 脚本が遅れて監督が超イラついてるところとか、小さい飛行機の中でスタッフが全員爆睡してるところとか、リアリティを持って観れる箇所も多いです。「いい映画を作る」とか以前に、とりあえず「完成させる」だけでも気が遠くなるようなのに、衣装担当は「このサッシュは前作と同じのを用意するために、トルコに人を派遣して前作で使った布を織った人を突き止めたの!」とか言ってるし、そんなことまでやるか! ということのオンパレード。撮影最終日にロケに関する数字を読み上げてみんなで笑う場面があるのですが「ドミニカで配った携帯電話475台、ロケに用意した飛行機のチケット一万枚、衣装8500着、使用した無線機200台、そのうち70台を紛失(海や山のロケが多いからね。でも、なくしすぎ!)」とかで、みんな笑ってるけどその裏に地獄のようなロケがあったことがしみじみにじんでておかしいです。海の中で撮影してたらサメが遊びに来たりとか、湿度90%以上の撮影が続いたりとか、絵に描いたような苦難の連続。そんな状況の中でスタッフの一人が「物事はコントロールできない。そう認めればクリエイティブになれる」と言っていたのが印象的でした。
 あと、キーラ・ナイトレイの素晴らしい腹筋も拝めます。腰のラインを見たときにやっぱスターは違う! と思いました。