『溺死ジャーナル』Now on sale!

mamiamamiya2007-12-07

松本亀吉さん発行の同人誌『溺死ジャーナル500』、届きました。亀吉さんのサイトのinformationのところで通信販売しています。一冊千円(送料不要)です。http://www.geocities.jp/kamekitix_determinations/index02.html

 私は対談と、原稿執筆の両方で載せていただいていて、亀吉さんを除いてはもっとも文字量が多いのではないかというほどのボリュームで誌面を占拠しています。誰だお前というくらい載ってます。すいません。通販という手間と千円をかけても惜しくないくらい私のことが好きな人は買ってください。いや、私のことが好きでなくても他に面白い原稿がいくらでもありますのでやっぱり好きでなくても買ってください。私は「完売」という言葉が好きです。大好きです。


 取り扱い店舗は、十蘭堂(札幌)、タコシェ(東京/中野)、ガケ書房(京都)、ganja(大阪)です(ありがとうございます)。そろそろ入荷されている頃かと思いますので、お近くの方はどうぞよろしく。


 とりあえず自分の分の内容ですが、まず対談の方はプロレスマニアであり、AVにも造詣が深いミック博士とお互いに「AVベストテン」(今年、ではなく生涯ベストテン)を選び、その中の三作品を持参して語り合う、というのをやっておりまして、私は「ベストテンを選ぶなら、10本全部カンパニー松尾になってしまう!」という危機感からカンパニー松尾作品を除いて10作品を選んでみました。松尾さんについては、もう、うざったいほど書いてもいるので、今回は違う話がしたいなと。かなり迷いましたね……。すごく、今の普通のセルAVの話がしたかったので、そういうことを考えて選んだんだな〜という苦悩が今見るとしのばれます。そんな苦悩しなくても、どんなものを選んでもいいお相手だったんですけどね、ミック博士は(本当になんでも知ってらっしゃいます)。


 AV鑑賞歴、そしてその鑑賞量(阪神大震災によるAVコレクションへの影響も語ってくれました……。すさまじいエピソードが!)ともにミック博士と比べたら大人と赤子ぐらいの差がある私ですが、偶然にも二人とも一本だけ同じ作品をベストテンに入れており、その一致に盛り上がりました。その作品とは……!? と、ずるい焦らしを仕掛けておきます。しかし酸欠になりそうなほどしゃべりまくりました。対談自体かなりの長さです。AVについて普段、あんまり語り合う相手がいないので、必要以上に声がデカくなってすみません。ミックさん、ありがとうございました。また是非話相手にしてください。


 今回、この本に掲載するためだけに、すでに廃盤になっていた『ザーメンby女教師2nd 七瀬里帆』をワープエンタテインメント様よりわざわざ焼いていただいたことにここでお礼を言わせていただきます。ご厚意に感謝します。ありがとうございました。


 原稿の方は、これまた長くて、重くて、今年吐き出した中でいちばん大きな塊がこれだったかというような感じです。「AVライター失格」という原稿です。自分でも気軽に読み返せないようなものです。


 夏に書いた原稿を、本になって読み返すのは、表現は、どんな小さなものでもエゴイズムの塊であって、自決するために懐に忍ばせたするどい小刀のようなものだ。と感じる経験でした。エゴイズムの塊でない表現もあると思うけれど、自分のは、塊だと思いました。


 亀吉さん、ありがとうございました。