★怖いのは加齢ではなく、孤独かもしれない。したいのは結婚ではなく、愛し合うことかもしれない。お見合いに見事失敗しました雨宮です! 


 簡単に近況でも書いておきますと、永作博美の魔性の秘密を探るために『人のセックスを笑うな』を観に行って、あまりのなんつうかアレ、フェロモンに生きる希望を映画館に忘れてきました。永作博美に言いたいことはただひとつ。頼むから日本を出て行ってくれ! 永作みたいな人がいる限り、オレみたいな雑魚の出る幕はないよ。観る前は「お手本にしよう。手ほどきを! 永作師匠!」てな気持ちでしたが、観終わるとアレだね、あきらめモード。あんなにうまく誘惑なんてできない……。「東京ラブストーリー」から何年経ったか知らないが、ようやく「セックスしよう」的なことが(ときどきは)言えるようになったのに、永作はつまみ食いした(下品ですみません)上にその男を夢中にさせているんだYO! 


 その永作の(というか、永作の演じている役柄の)女子力の高さについてはこちらをどうぞ!
http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20080131
(映画のレビューはこちら→http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20080204)


 ちなみに私が観た回が終わった後は、まわりの女性がみんな「忍成修吾なにげに一番よくない?」「えーあたしも思った!」「一番いいよね〜」と腹いせのごとく言いまくっていました。永作にメロメロにされない忍成。女子力の低い蒼井に惚れる忍成。そりゃみんな忍成を観て「こいつだけは味方だ!」と思うよね……。でも、松山ケンイチ(の役)のほうが、セクシーだよね。みんな傷つきたくないからって自分の欲望にウソついてないか? ほんとに忍成のほうがいいのか? みんなに問いかけるフリをして自分にも問いかける夜。これを書いている最中に「人妻最終処分場それは・・・ 結婚して3年もするとどこの旦那様もSEXしてくれません しかし女性は年を取ってからのほうがエッチになります おしゃれして街に出かけても25歳過ぎの女性をナンパする男性はほとんどいません」というメールが来て、自分が蒼井優ですらないという雪より冷たく厳しい現実に気付いてしまいました。忍成も味方じゃないよ、たぶん。


★昨年末に『恋愛小説ふいんき語り』の連載を読んであまりに面白かったので本を買い、声を出して笑ったので『日本文学ふいんき語り』を買い、ついに『ベストセラー本ゲーム化会議』まで読んでしまいました。麻野一哉、飯田和敏米光一成という三人のゲーム作家がヒット作や名作について語っている本なのですが、「『魂萌え!』読んだらもう、蕎麦打ちはやれないなと思った」とか、うなずきすぎて三人が心の友のように思えてきました。脚注で「映画『トパーズ』は最高」とか書いてあって、どうでもいいことなのに東京砂漠で仲間を見つけた気持ちになったり……。ゲーム、全然やらないのにね。仲間じゃないよね、ごめんなさい。


 あと「ギルガメッシュないと」について言及されていたのでいろんなことがフラッシュバックしてきました。私は実家が厳しくて、テレビは深夜番組はダメ、ダウンタウンすら見せてもらえない環境で育ったので、一人暮らしを始めるや否やテレビの虜になったのですが、中でももっとも衝撃的だったのは「ギルガメッシュないと」でした。イジリー岡田の顔がエロすぎて、番組の放送が終わった後も「今ごろイジリーとギャルたちはみんなで打ち上げしてるに違いない。カラオケボックス王様ゲーム! とかやってギャルの一人がイジリーにフェラチオすることになって『もぉ〜しょ〜がないな〜』ってやってるとなんかボックス内がシーンとしてきて、他のプロデュ−さーとかADとかとギャルたちもそこら中ですんごい唾液音を響かせながらベロチューとかフェラチオとか始めちゃって乱交状態になってるに違いない!」とか「イジリーにヤラれてる女は最初はイヤそうなんだけど、なんかちょっと微妙に声とか出ちゃって感じてきて最後はいやいやながらもイカされちゃうに違いない!」とか妄想してた(※全部妄想ですよ)おかげで、今でもイジリー岡田の顔を見ると条件反射的に興奮してしまいます。