fun

★『祖母ログ』がおわってしまってかなしい……。モノクロの写真で一瞬すごくどきっとしたので、みなさんがお元気でよかったよ〜。そんな『祖母ログ』の代わりに今私の心の支えになっているのは叶姉妹blog『ABUNAI SISTERS』(http://ameblo.jp/kanosisters/)だ!


 どの記事も最高なんだけど特にツボなのはこれ→http://ameblo.jp/kanosisters/entry-10201027779.html


 恭子さまのお使いで名店のたい焼き(ここほんとにおいしい)を買いに行かされる美香さま。「私は、このたい焼きの 頭とシッポを 食べたことがありません。なぜなら、姉が頭とシッポしか  食べないからです。(中略)でも・・胴体も とっても美味しいですよ」……!


 かわいすぎる。美香さんかわいすぎる! そして自分一人で食べる専用のユッケのことを「わたくしユッケ」と呼んでいる! そんな上品なユッケの接頭語は見たことありません。「叶姉妹時間」とかに関しては既知の情報なので私は驚きませんが、ご存知ない方はお読みになったほうがよいでしょう。叶姉妹のアニメ『ABUNAI SISTERS』はプロダクションI.G.。買うべきか……。


★心のうるおいにペット系のブログを見てるんですが、みなさん部屋がオシャレで、なごむ前に「ペット可でこんなオシャレな部屋に……。広そう……。人間さえ住みづらいうちでペットなんて飼えるわけないよな……」と的外れなへこみ方をしてしまうのをなんとかしたいです。まこという名の不思議顔の猫になってあのオシャレな部屋を我が物顔で歩き回りたい!


★そんなわけで心がすさんでいるので、楽しいものが観たくて『THE BLUES BROTHERS』のDVDを買いました。もう何度も観ているので、借りるんじゃなくて買っちゃったほうがいいかなと思って買ったのですが、やっぱりすごく楽しくてよかったです。


 アメリカのコメディが、なのか、この時代のコメディが、なのかはわかりませんが、ここにある「面白さ」って、例えば日本のお笑いで言う「面白さ」とは全然違う気がする。「面白い」というより「fun」、楽しさという感じ。単にコメディアンが歌って踊れた時代だったのだとか、コメディアンと芸人は違うとかそういう問題なのかもしれませんが、これが、観てて相当に楽しかった。日本のお笑いも好きなんですが、最近「笑わせられるかどうかの真剣勝負」みたいな空気を感じることが多くて、見てる自分も気づけば単に楽しむだけじゃなく「今のはアリ」とか「ナシ」とか考えていたりして、なんか楽しい気持ちじゃなくなってくることがある。


 私はキレキレにキレたお笑い、考え抜かれたようなお笑いも面白いと思うけれど、誰と見てても一緒に楽しめるような「fun」も好きだし、もっとそういうものがいっぱいあってほしいなと思う。日本ではどんなのが「fun」かなぁ? と思ったけど、矢島美容室は「fun」だったのではないか。矢島美容室を見て、スリー・ディグリーズのパクリが今アリかナシかとか、そんな議論誰もしないでしょう。歌と振りが気持ちよくて楽しいだけで、あのフレーズ聴いただけで楽しい気持ちになるっていう、それだけで。あの曲は年末の日本にミラーボールを回してくれたという気がします。そういえばとんねるず井上陽水と「アンドレ・カンドレ・チンドレ」とかいう遊びもやっていたな。井上陽水を思い切りスリッパでひっぱたいていたな。タモリやコロッケにも「fun」の匂いがする。今の芸人さんたちの流れとは違う「面白さ」だけど、「fun」って音が気持ちいいとか動きが気持ちいいとか、わりとシンプルな楽しさで、そういうものがあったほうが、いい気がするんですよねー。