mamiamamiya2009-11-22

★一年に何回か本棚を整理するたびに必ず読んでしまい必ず泣くマンガです。実家にはふつうの単行本バージョンがあって帰省したらそっちも読んでしまう。なんかもうこれが永遠の理想の恋愛のような気さえしてきました。恥ずかしいな、中学生の感覚からひとまわりしてまたそこに戻ってる……! もうすぐ『LOVELESS』最新刊発売なので思い出してまた読んでまた泣いたよ……。このラブシーンは世界でいちばん好きなラブシーンです。よくわかる。「好き」だとあらためて意識しないほどに、当たり前に好きだなぁ、高河ゆん。もしこの人がいなかったらなんていう問いがこんなにばかばかしく思える作家もほかにいない。だって、いないわけがないもの。それぐらいタフで、芯の太いものを描いているんだよ。腐女子とかあんま関係ない。


 タイトルや名前のつけかたのセンスも好きです。そして、時代の色を濃く反映したものをいつも描いてると思う。それに意味があるとかないとかじゃなく、性質としてそういう作家だということね。とりこもうと意識してとりこむんじゃなく、今描くんならとりこまずにいられないんだと思う。


 胸がきりきりするのは思春期だからだと思ってたけど、そうじゃなくて本質的なことできりきりしていたんだな。と今もきりきりするから思う。しかしちょっと凄いな。これ、もっと読み返したほうがいいのかもしれない。もったいないからときどきしか読み返さないようにしてるんだけど。