★フランスVS.メキシコを観ていたら、観客席にフランスの監督のコスプレした二人組がいて爆笑。ノリみたいなまゆげ貼って、銀髪カールのヅラかぶってメガネかけてるの。監督のコスプレって新鮮……! フランスの監督、誰かに似てると四年前にも思った記憶あるんだけど、誰なんだろう。こういうときTwitterをやっていれば……。でも問いかけても誰も答えてくれなかったらかなしすぎるからやっぱりこわくて始められない……。


★『おお振り』観て声出して号泣。原作読んで展開知ってるのに、アニメになるとマンガとは別の種類の迫ってくるリアリティみたいなのがあってまた泣くんだということを知る33歳の梅雨。最近、サッカー観すぎて体力がじわじわ削られてきました。ハットトリックって初めて観たかも。尾崎南キャプテン翼の同人誌でダブルハットトリックを予告してキメるというのがあったけど、あれがどんなに大変なことだったのかやっとわかったよ。決勝トーナメント始まる前に鍼灸行って体調ととのえねば……。


 ものすごく局地的にしか通じない話な気がしますが、アルゼンチン代表のグディエレス選手が、フィギュアスケートフィリップ・キャンデロロ選手に顔が似ててじゃっかん惚れてます。



★ナンパ師がどれだけお金を使ってるかみたいな資料を読んでてふと思ったのですが、お札に載ってる(載ってるっておかしいかな)人の顔ってまぁ、わりあい真面目そうなイメージの人が候補になることが多いじゃないですか。あれ、ある日とつぜん全員破滅的な感じのラインナップに変えたら、何らかの効果によって国民がじゃんじゃん無計画にお金をつかいはじめたりすることって、ないかなぁ。芥川龍之介が万札とか、ちょっとバンバン使いたくなる気がする。坂口安吾の千円札とか、タクシーで出しておつりもらっちゃいけないような気がするし……。破滅的じゃないけど五千円札を黒柳徹子にされたらついついユニセフに寄附してしまいそうだ。


 逆に千円札を西原理恵子にされたら、ものすごくがっつり節約してしまいそう……。澁澤龍彦の五千円札とかはなんか、しょうもない使い方に使えなそう。プリンターのインクとか買っちゃいけない感じがする。威厳のなさすぎる人とか、あまりにも不運そうな人とかが一万円札だと、手元に置いとくのがイヤでそれもパーッと使っちゃいそうだけど、景気のいい気分にはまったくならなそうでそれも何だかアレだなぁ。


 手塚治虫の万札は、人生賭けるほどの大金をなにごとかに投資するとき、ビシッと気持ちが引き締まりそう。だけどなんか医療費がものすごく高くなりそうなイメージが……。水木しげるの千円札はなんかちょっといい。つい昼間からお酒を買ってしまったりしそう。池田理代子の五千円札はゴージャスでいいなぁ。マカロンだけで五千円とか平気で出してしまいそう。パンがなければお菓子を食べればいいじゃなーい! の精神。


 考えてみると、やっぱりなんかこう「お札向きの顔」ってあるので、将来お札の顔を目指している人は、それっぽいプロフィール写真を用意することが大切だなぁという気がします。男の人の場合はチョビ髭があると一気に説得力が増すような。立場的にはアレだけど、高橋がなりさんとかわりとお札顔だと思うんですよね。溜池ゴロー監督もお札、向いてそう。そして豊田薫監督は音楽室の肖像画と一緒に並んでても違和感がない音楽家顔。……髪型の問題かなぁ。お札には髪型も重要です。この先いかに偉業をなしとげたとしても、闘莉王みたいな髪型の人をお札にしたいとは思えないでしょうし。ときには今どきどこで売っているのかすらわからないポマードの使用も辞さないくらいの「きちんと感」が大切です。パーマはアリですが、威厳あるパーマを目指しましょう。ハゲは気にすることはありません。むしろ有利ですので安易にカツラなどを使用せず、安心してハゲ散らかすことをおすすめします。どんな髪型でも重要なのが「長期に渡って安定したイメージがある」こと。コロコロ髪型を変えているようでは、お札への道は永遠に閉ざされたままになってしまいそうです。


 北大路欣也とか文句なしにお札顔だけど、お札顔審査の際にああいうドラマやああいうCMに出ていたことがネックになりそうですから、お札になりたい場合、経歴にも気をつけなければなりませんね。宇宙飛行士とかがキャリアとしてはこの先有利な印象です。いくら札束で顔をスウィートにはたかれてもJRAのCMとかに出てはいけません。村西とおる監督も貫禄的にはお札の地位にふさわしいのですが、お役所仕事のお札審査を通過するには少々生き方が激しすぎるように思います。パンクとかいう言葉がぬるく感じるほどに激しすぎるのでございます。谷崎潤一郎とかも顔はお札だけど、なんかいろいろまずい感じが。『陰翳礼賛』があるからいいかなぁ、大谷崎夏目漱石がアリならアリかなぁと思うけど……。インモラルな文学者でお札を目指している人は、お札に魂を売った気になって一冊ぐらい『我輩は猫である』的ななごみ系の作品を書いて安心感を演出したほうがいいかもしれません。


 今一番お札に近い文学者というと、大江健三郎なのかなぁ。村上春樹はお札顔じゃないのでちょっと……ファッションも重要ですね。普段はだらしない服装で過ごしていても、スーツか和服でキメているイメージを作っていたほうがよさそうです。村上龍はお札顔だと思うけど、金についてあまりくどくどと語っている人がお札になることに少々抵抗感を感じるのは私だけではないような気がするので、そのあたりも気をつけたいところです。


 こういうのって「これしかない!」という三人を選ぶのが得意な人っていますよね。最強のメンツを考えた人はこっそり私に教えてください。個人的にはお札にメガネ男子を一人ぐらい入れてくれると心が潤っていいかなぁと思うんですけど……。