アリエッティのあの不快感や違和感はわざとなんじゃないかと考えているんだけど(考えなしにやってるとは思えない)、ジブリ新作にほっとしたい気持ちが強すぎて拒否反応が出たのでまだもっかい観たいと思えない……。世界に自分とおなじ人種がもうもしかしたらいないかもって思う感じとか、お母さんのささやかな願いがぜんぜん一生かないそうにない感じとかも、つらい。「つらいからダメだ」っていうのは私の好みの問題で、あの「つらさ」を描くことがやりたいことなのだったら、ものすごく新しい一歩を踏み出しているんじゃないかなーと思ったりもする。