「もしも、若槻樹里が人妻だったら…。」若槻樹里

http://www.waap.co.jp/asp/ItInfoDisp.asp?Bno=7a8d11327210d08320143c8edb783a11&It_c=10000207

 最初に「あれ?」と思ったのは、「もしも、若槻樹里が人妻だったら…。」(ワープエンタテインメント・監督/あきら・2004年6月発売)を観た時でした。この作品で若月樹里、全然人妻じゃないんです。家庭持ちの男と不倫してて、久しぶりにホテルでゆっくりできるから嬉しくてはしゃいで、昼間からベッドやお風呂で甘えてセックスして、寝そべっていちゃついてキスしてるうちにまた欲情してきて、深夜、男は彼女の指に婚約指輪を発見するんです。不倫で疲れて、彼女は他の男と結婚を考えてたわけで。既婚男には何にも言えないはずなんだけど、男は逆上するんです。強引に縛って責めて、最後は疲れて横になる。その男の背中に若槻がそっと寄り添って「愛してる」とつぶやく。今思い出してもちょっと涙目になるな。話だけ書けば陳腐だし、よくある話だよ。だけど、今どきの若い女のコっぽい賢さや計算高さもそれなりに知っているであろう若月が、不倫男に惚れちゃって好き好きモード全開で男に甘えてるセックスの甘さとか、理不尽な逆上なのにそれに気持ちが喜んじゃう、男を許しちゃってる感じとか、もうたまんないわけです。複雑な恋愛がらみのセックスの、恋愛がらみならではの「良さ」とか「盛り上がり」、ホントは恋愛を利用してるとこもある男の側のずるさ、でもやめらんないカワイイ女とのセックスの甘さとか、そういうものが余すところなく出ていて、めっぽうエロかった。この作品のプロデューサーが、確か沢庵監督だったのです。(うろ覚えですみません)