松本タクシー

 今日、映画の試写会で並んでいたら、どうもエロ系のマンガ家らしき女性と、そのツレの男性が並んでいて、聞くともなしに話が聞こえてしまったのですが、女・「なんかさ〜、編集長がさ〜、『キミが本当に描きたいのはサブカル系のヤツなんじゃないの?』って言うんだよね〜。『こういうののツボがわかってない!』とかさぁ〜」男・「そんなの仕方ないよね、女の子なんだからわかるわけないじゃん!」(この時点で雨宮ちょっとキレそう。おもに「女だからツボがわからなくて当たり前」と「もうとっくにハタチ過ぎてるふうなのに『女の子』とか言ってる」という二点に)女・「そうなんだよね〜。しかもその編集長、なんかすっごく『だんそんにょひ』な人でさ〜」……って! お前なんか「にょひ」だよ! とあまりの穴だらけ発言に思わず差別しそうになる心をおさえて並びつづけました。男尊「じょ」卑だからじゃなくて、「女の子」だからバカにされてんじゃないのかぁ〜? あぁ〜ん? しっかり「じょ」になってから出直しな! 初潮からやり直せ! 赤飯炊いて! っていうのはあまりにもアレな言い種かもしれませんが(すみません、ものすごく楽しみにしていた映画で一時間も並んだのに、期待とは全然違う方向の映画になっていたので、姉ちゃん気が立っているのです……)、「女の子なのにひどいね〜」という調子でグチを聞く男ってイヤだな〜と思いました。「女の子」とか言うならかわいそうだからセックスとかすんなよな! その「女の子」とは! と若者いびりにも磨きがかかる30歳まであと約3か月の雨宮です。ロナウジーニョが弟と同じ年だったことに軽いショックを受けてます! 早く言ってくれよ、弟よ!