★12月ですね。年末の狂躁を心ゆくまで味わいつくしましょう。ってか今年のクリスマスって中止なんですよね? 56代目のサンタクロースが先週亡くなって後継者争いでモメてるんで、今年は中止って聞いたんですけど……。直系の子孫が女しかいなくて「サンタガールは是か否か」っていう議論が巻き起こっているとか。イルミネーションも自粛ですよね? クリスマスはみんな家で一人でぼんやりするんですよね? ね? っていう自虐ネタも毎年毎年言い飽きた感がありますが、今年は24日って日曜なんですね。うわー。寝てていいですか。

 恋人のあるなしに関わらず、子供の頃から、クリスマスとか誕生日とかのイベントを楽しみにしすぎて、現実がその理想に追いつかずにがっかりして全てがいやになってしまう。というのが私の毎年の恒例で、楽しみなのに、実際その日がくるとあまり嬉しくないんです。子供の頃枕元に置かれるプレゼントから今に至るまで、目の前に出されると「欲しいものはこれじゃなかった」と思って泣きたくなるのはなぜなのでしょう。たとえそれが、自らサンタさんにリクエストしたものであったとしても。なのだからもう、始末に終えません。もらったら、そこでそのイベントが終わる、というそのことが悲しくて何も喜べなくなってしまうんです。もらったものにまでなんとなく悲しい思い出がまとわりついてしまう。クリスマスのことを考えると、胸が苦しくなります。クリスマスの始まりから終わりまでは、後悔の連続だから。この服じゃなかった、この靴じゃなかった、とその日の服装を後悔するところから始まり、この店じゃなかった、と自分が行きたいと言った店で落ち着かない気持ちで食事をして、ああこんな一日にするはずじゃなかったのに、と日付が変わる頃に泣くはめになる。予定のないクリスマスも、同じような感じです。期待のしすぎなのでしょう。


★昨日の続きはまたあした。おやすみなさい。