■
★お知らせです。明日３月３日発売の『リビドー・ガールズ』（パルコ出版・1460円）という本（書籍です。雑誌ではありませんのでお間違えないよう）に、雨宮が原稿を二本書いております。あと執筆者四名による座談会も収録されていて、それにも参加させていただいております。座談会は真魚八重子さんと、堀越英美さんと、みくにまことさんと私の四名だったのですが、全員の「普通の女の子になりそこねたルサンチマン」みたいなものが出てきて、生まれて初めて仲間を見つけた気持ちになりました。皆さん、そんなことで仲間と思われたくないでしょうが……。
私は生まれ変わったらギャルになって、エクステとかつけたり髪を巻いたり日常生活に差し支えがあるほどのネイルとかやりたいです。そんな自分に「あきらめるな！ 今からでもやれ！」とゲキを飛ばしつづけて幾星霜……。顔を真っ赤にしながらコテを買ったり、あまりのギャル感に泣きながら１０９で買い物したりと地道なリハビリを続けていますがあまり効果がありません。今から思いきって半年前に買った「付け爪」をつけてみようと思います（買ったはいいけど「私なんかがこんなものつけていいんだろうか」という抵抗があって半年間つけられなかった）。でもその前に今日作ろうと思ってたカレー作らなきゃ……（←こんなことを言っているようではギャルにはなれまい）。結婚式では全身に小麦色のドーランを塗ってギャルのコスプレでウエディングドレスを着たいです。マジでな！
『リビドー・ガールズ』、タイトルはアレですが、かわいらしい表紙のあんまりエロっぽくない本（に見える）なので、手にとっていただけるとありがたいです。エロものが苦手な方でも読める本になっていると思いますので、ぜひぜひ。表紙のイラストはあまりにもかわいいので気付きませんが、AV好きならご存知「ヘリコプターマン」をモデルにした絵になってます！ チェック！
★友達がメールで送ってくれたのですが「男が結婚相手に求める不動の条件4K」というのがあって、「かわいい、賢い、家庭的、（体重が）軽い」の４つだそうです。なんかほほえましくて片頬で笑ってしまいました。バブル期には女が男に求める３K「高収入、高学歴、高身長」とか言われてたもんですが、今たぶん女が結婚相手に求める条件を出すとしたら、もはや１Kにまで減少して「高収入」or「絆」のシビアな一騎打ちになるんじゃないですかね〜。もー３Kなんてえり好みしてられないでしょ。身長とか見た目はこの際目をつぶるからとにかく収入！ っていう永久就職派か、見た目とか人格とか捨てらんないから収入はいいわ普通で、私も働くしっていう派か、どっちかしかないんじゃないかな〜。４Kとか夢見がちなこと言ってる男がほほえましいわ、そりゃ。
だけどこの４つならクリアできる女はかなり多そうな気がします。「かわいい」なんてめちゃめちゃ主観だから、好きならそりゃかわいく見えもするだろうし（人に自慢できるレベルの「かわいい」ってことだったら話は別だけど）、「賢い」たってマサチューセッツ工科大学卒レベルの「賢い」を求めてるわけでもないだろうし、「家庭的」も家事できてみそ汁のだしぐらい取れればなんとかなりそうだし。体重に至っては好みの問題って気もするしね。３Kでいいんじゃないの？
ちなみに私はみそ汁、キライではないんですが家では作りません。実家にいた頃毎日食べてたから小学生ぐらいで飽きて、一時期見るのもイヤでした（今は好きです）。白米のごはんにも小学校低学年で本当に飽きて、母親に頼んで主食をジャガイモを皮ごとゆでたものにしてもらっていた時期がありました（何かでドイツではジャガイモが主食のようなもんだと聞いて「これだ！」と思ったみたい。ザ・鵜呑み！）。最悪にワガママな子供です。母には苦労をかけました。自分の子供がいきなり「米がいやだから明日からジャガイモをゆでてくれ」とか言い出したらビックリしますよね。家系にドイツ人もいないのに！ 誰だお前は！ 戦中派に殴られるぞ。我ながら想像を絶した発言です。厳しい家だったんですけど、ジャガイモに関しては黙認だったのもナゾです。毎食白米をお茶漬けで目を流し込む私の姿を見て不憫に思ってジャガイモをゆでてくれたんだと思いますが……。本当に申し訳ないですね。でもこの頃食べてたジャガイモが主食の食事のおいしさは今もハッキリ覚えてます。ゆでたてのアツアツに塩をふって食べます。白米に飽きたみなさん！ ぜひお試しを（と言うほどのことでもないけど……。ただのジャガイモだし。今ならバターも落とすかな）。自分の子供が「米に飽きた！」とか言い出すことを考えると、ちょっと子供に興味がわいてきますね。
