あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。


★現在発売中の『STUDIO VOICE』(少年ジャンプ特集)に1ページのコラムを書いています。このコラムはジャンプとは関係なく、1つのテーマで4人のライターがコラムを書くというもので、毎月メンバー入れ替わりというもので、なんと今回のテーマは『おれ(わたし)のファッション・アイコン』! いやーまさかファッションについての原稿依頼が来るなんて……。どっちかっていうといつも服を脱いだ状態が基本の世界で仕事をしているもので、めずらしくてうれしかったです。ヌードも好きですが、洋服も好きなもので、うれしくて緊張してうわすべっている感じをお楽しみください。

 ジャンプ特集は、更科修一郎さんの原稿の割合が高く、まるで更科さんの「俺とジャンプ」みたいになっててタップリ楽しめました!


★現在発売中の『SMネット』(※こちらはヌードの方の本です)で、伊藤あずさちゃんインタビューとコラムの原稿を書かせていただいてます。インタビューは……なんか、エロかったです。女のエロ話って、とくにあずさちゃんくらい可愛い人だと、それが媚びっぽくなったり、自慢っぽくなったり(「こんなにエロい私って魅力的でしょ」的な)しがちな気がするんですが、あずさちゃんにはそういうところが全然なくて、素直にエロが好きなんだけど恥らいはあったりしてそこがイイんですよね。ふふふ。

 コラムの方は『SM読書案内』です。頭の中でSMを楽しみたい人に、どこから読めばいいのか、SMの古典を紹介しています。これは書いてたら止まらなくなってしまいました。お世話になった本がたくさん……。


★年始は去年から『よしもと生放送9時間』を観ているのですが、今年のゲストはRio.ちゃんと吉沢明歩ちゃんという豪華さでしたね(去年は穂花ちゃん&麻美ゆまちゃんでした。麻美ゆまのキャラの強さを実感した!)。今田&東野が二人に、焼きそばにマヨネーズをかけてもらうコーナーがあったんですが、東野が今田に「ぶっかけとか、してもらいたいことあるやろ」(うろおぼえ)的なことを言ったら今ちゃんが即座に「ぶっかけ? 確かまだ挑戦してへんがな」と言ったので、この時間の今ちゃんは俺に向かってしゃべってる! という感じがしておおいに(一人で)盛り上がりました。「解禁」じゃなく「挑戦」って言う上品さが好きです。絶対「解禁」って言葉知ってるハズなのに。セックスすることを「抱く」「抱かれる」って言うとこも好きですね(不相応にドラマチックな感じが)。「終わったらAV借りにいくぞ〜!」と言っていたのも最高でした。


★年末年始の再放送で、ドラマ『SP』がすごい好きになってしまった。役者もいいけど脚本うますぎる。岡田准一真木よう子に「女紹介してくださいよ〜。薄化粧で働き者で、足首こんな細くて、基本キレイ系なんだけどときどき可愛いみたいな、そういうコいるじゃないですか〜」て言って「いねえよ!」と一喝されるシーンに笑いました。真木よう子の役は少々サディスティックなので、たまらん人にはたまらんのではなかろうかと思います。12日にもう一回放送がありますよ。


★お正月は今年32歳になることを考えて、かなり本気でブルーになりました。いつまでも若い女のつもりでいられないとか、男に強烈に欲望される存在でなくなるとか、そういうことを考えます。10代の頃から、美しくないがゆえに欲望される存在にはなり得ないし、努力や整形で見た目を変えたとしても、誰かの一番になれるかどうかはわからない(一人の女だけに強烈に欲情する。ってそんなないですよね。すごい好きな人がいても、すれ違う見知らぬ人に欲情する瞬間や、グラビアに反応しちゃう瞬間もあるわけで)。ということは考えていましたが、今思えばそれでもまだ年齢的にはけっこう余裕があったのだな〜という感じ。年齢とともに性欲が枯れていって、そういう執着が薄れるかもしれないという淡い期待もあったのですが、婦人公論別冊『快楽白書』とか読んでると皆さん50代で性生活バリバリだったりするので、そんな期待もこっぱみじんに打ち砕かれてます。自分の好きなようにしていたいと思ってますが、自分の持っているセルフイメージと、周りが自分を見ている視線のズレがだんだん激しくなってくるとキツいな〜とか思っちゃって、一時は「まだ若さが残っているうちに土下座して好きな人に抱いてもらおうか」的なところまで切羽詰まって実家のお風呂を涙で塩味に味付けしたりして。いやですね〜土下座の誘惑。くよくよめそめそしまくった年明けでした。見苦しくなりたくない、しかし若さや性欲への執着が捨てられない……。瀬戸内寂聴を見るとドキッとする今日この頃。解決策は出家以外にないのか!?


 っていうか、実家に帰ったら今月見合いしてくれって言われたんだよね! もう「お見合いするからスーツ買ってよぉ〜」とも言えない(32歳だから)し、今までひとこともそんなこと言わなかったうちの親族が見合いなんて言い出すとは、よほどなんだろうなーと思うと無下にキレることもできず……。でも見合いの席で「トウの立った女が来たな〜」という視線に晒されるのも針のむしろです。スーツよりマックスマーラのカシミアのコート(23万円/セール対象外)欲しいな〜。しかしほんとにお見合いに着てく服がないですね。コンサバに唾を吐いてきたツケがこんな形で返ってくるとは。マックスマーラ着たぐらいで真人間になれるんだったら買いたいけど、鏡見たら悲しいくらい似合ってなかった……。服の値段と人間の値段がつりあってません! 青息吐息な年明けですが、今年もいろいろやってみたいと思います。