『大谷能生のフランス革命』
★いつも電話のメモを取るのに使っているメモをふと見ると「アナル 14日」の文字が。何のメモだよ。冷静にふと見ると恥ずかしいという感覚を感じるヒマもなく疾走し続けてきたエロ道、はや七年目(ちょっとびっくり)。やっと自分で書いた恥ずかしいメモにポッと頬を赤らめる余裕が出てきました。アナルの前はフィストの撮影現場に行ってきます。ハードコアな一週間ですが私生活はシーンとしてます。春の足音が聞こえそうなくらい静かです。しゃらんしゃらん!(春の足音イメージ・しょせん俺の妄想なのでイメージ貧困)
シーンとした生活をしていても、宅急便のお兄さんが来て、つぎつぎに届くエロ本を手渡してくれます。「ソフトオンデマンド」と書かれた封筒とか、「ドグマ事業部」とか書かれた、どう考えてもDVDが入ってる袋なども渡してくれます。お兄さん、本当は私のこと、どう思っているのですか。こっそり教えてください。無言でドアに「ビッチ」とか落書きするのはナシですよ。
というわけで、そんなエロティックな郵便物の中に、大谷能生さんの『大谷能生のフランス革命』(以文社)入ってました! ありがとうございます。私の中では、大谷さんの本、そしてフランス革命(何年か言えない)、そして以文社という時点で「俺の理解できないむずかしい本」と思い込んでいたのですが、これ、対談本なのですね。読める読める、そして面白い! です。対談と対談の間に、イベントをずっと観ていた門松宏明さんの日記が非常にブログっぽい感じで挟み込まれていて、ああ、こんな風だったんだな、という感じでとても入りやすい。この本には「まだ読んでないけど、凄いに決まってる。」という菊地成孔のナメたように見せかけてその実とってもホメている帯文がついているのですが、いやー、まだ読み終わってないけど面白いに決まってますよ! とりあえず今読んだとこまでは凄い、面白いです。昔、アングラに初めて触れたときのような感じというか、自分が知らない世界で起こっていることを初めて知るドキドキ感みたいなものがあります。ちょっと大きな本なので、本屋さんで探すときはご注意を。
- 作者: 大谷能生,門松宏明
- 出版社/メーカー: 以文社
- 発売日: 2008/03/06
- メディア: 大型本
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