★『エクス・ポ』5号出ました! アミ&まみお悩み相談室で出ております。今回の悩める子羊は、某メガバンクに内定が決まったものの、文学フリマに出す本を製作中の首まで、いや鼻の下ぐらいまでサブカルにドップリ浸かりきった青年が、エリートサラリーマンになって島耕作みたいな人生を送るか、それともサブカルの世界で佐々木敦のように生きるか!? という人生の岐路に立ち、惑いに惑っているI君。メガバンク入って俺にローンを組ませろ〜! という心の叫びはおいといて、同じようなお悩みをお持ちの皆さんもそうでない皆さんもぜひお読みください。


 届いたばかりでこれから読むんですけど、今号は宇川直宏が載っているので超うれしいよ〜。WIREのイタロ・ボーイズのときのVJ超シビレたよ! WIREのセカンドステージ、むちゃくちゃヤバかったです。特にBURGER/VOIGT! 誤字脱字の多いことでおなじみの私がこんなややこしいスペルの名前をそらで書けるようになるほど(検索しまくったからね)カッコよかった。youtubeで少し見れますよ。


★あと『音楽誌が書かないJポップ批評 安室奈美恵』(宝島社)でレビューやファン座談会の原稿をまとめたりしてます。これ、今まで一番知り合いに「読んだよ!」って言われた本かも。とにかく安室ちゃんの注目度がすごすぎて、友人の、どんな種類のファッションの女性も「安室ちゃんいいよね!」と言い出している。私もその例に漏れずベスト盤は発売日に買って、この仕事やってるときも知れば知るほど安室ちゃんをどんどん好きになってしょうがなくて、DVD観ながら一緒に踊ってみたり(汗だく)しているわけですが、ちょっと気になっているな〜という人は、今、DVDつきのベスト盤を買って聴いてみるといいですよ。今最高に輝いている人の発するものって、絶対に気持ちいいですから。


 安室ちゃんは、今の10代、20代、30代の女性にとって、初めて「どういう態度で年をとっていけば、見苦しくなく不自然でなく、そして自分らしくいられるか」という問題について、オールジャンルの女性が納得できるような素晴らしい答えを出した、すべての女性がロールモデルにしたくなるような女性なのだと思う。そしてもちろんアーティストとして今輝きまくっているという、スターを取ったマリオ状態なんじゃないでしょうか。スターのタイムリミットが切れても、こんどは落ち着いた、またステキな別の顔を見せてくれそうに思える。30代で「カワイイ」ってことを実現したのがとにかくすごい。しかもそこにムリもないし、寒くもないし、不自然さもまったくなくて本気で「キャー! 安室ちゃんカワイイ!」って心の底から言えるようなカワイさですからね。本人が「カワイイ」って言われることに対して、ちょっと照れてる感じがするのもまたいいですね!