★いつまでこれがトップになってるかわかんないけど、今のこのトップ、これ、どうなのよ。
http://www.fujirockfestival.com/


 「次に該当する方は、チケットを買わないで下さい」から始まる、「マナー向上キャンペーン」の言葉。簡単にまとめると「ゴミ捨てるな」「ドラッグとかやるな」とかそういうことなんだけど「山の神様がなんたら」って、ちょっと引くわ。


 っていうか、これフジに行きたいな〜、今年誰が出るのかな〜って思って見てるサイトなわけでしょ? 毎年フジ行ってて、ちゃんとごみはごみ箱に捨てて、ドラッグとかやらないで楽しくライブ観てる人にとっては、感じ悪いよね。なんか、痛くない腹を探られてる感じで。「疑われてんのか」って、いやな気分になる。へたなやり方だと思うよ。手法として古すぎるし(ACの出来の悪いやつみたい)、あったかもしれない信頼関係まで崩しかねないと思う。


 マナー向上キャンペーンにしても、仮にも来てくれるお客さんをまるで敵のように扱う言い方はどうかと思う。「お客さんは神様だから」じゃないよ。こちらのマナーを信頼してくれず、最初から疑いの目で見ている相手に対して、たとえば自分が捨てたんじゃないゴミもついでに拾って捨ててやろうかっていうような「善意」は、起こりにくい。注意すべきことにしても「山の神様がなんたら」とかじゃなくて、「夜はとても冷え込みます。真夏だからといって油断しないでください。目安としてこのくらいの衣類は用意してください」とか、もっと穏便な言い方や伝え方があると思う。


 山の夜は寒いし、野外で一泊するのはオールのイベントに朝までいるのとは違う。初心者でも危険なく楽しめるように、注意すべきことを主催者側が伝えるのはいいことだと思うし、そうすべきだと思う。けど、こういう言い方はあまり良くないんじゃないのかな。


 もちろん「そんなやさしい言い方じゃ、聞かない人がいる」ってこともあるだろう。でも、そういう人は「そんな脅迫的な言い方をしたって、聞かない」んじゃないのかな。そういう人に向かって牙向いて、多くの「普通にマナーを守ってる、普通のお客さん」にイヤな思いさせるのはどうなんだろうと思った。私は去年のフジに行ってないから、どのくらいの状況だったのかわからないけど、行った友達は「快適で楽しかった」と言っていたよ。ドラッグ嫌いの友達も「ガラ悪くなくて健全」と言っていたし。違う印象を持った人もいるだろうし、主催者側としては「シャレになんない量のゴミが捨てられてて大変だった」とか「飲みすぎやキメすぎで他人に迷惑かけてる人たちがいた」というようなことが問題になっていたのかもしれないけど。そういうことをポジティブに解決していこうと思えないんだったら、フェスをやる方も年々お客さんに対して不信感がつのって、ストレス溜まってくだけなんじゃないのかな〜。今年のラインナップがなんだかちぐはぐな感じなのも、疲れてるんじゃないかって勘ぐってしまいそうになりますよ。


★追記/書いたあとで「おととしのフジロックで7万円盗まれた」と言っていた人の話を思い出しました。いや〜、泥棒は困るわ〜。泥棒の人はチケット買わないでくださいね!(私ももしかしたら行くかもしれないんで……)