★『てぃんくるSNS』の方に(入会したい方はプロフィール欄から飛んで入って下さいませ)NHKの『アクターズ・スタジオ・インタビュー』(ハリウッド俳優&女優に、俳優養成学校の生徒を集めた前でインタビューしていく番組)のすばらしさについて書いたのですが、今日同じくNHKの『THE SONGWRITERS』を観ていると、この番組『アクターズ・スタジオ・インタビュー』に非常に構成が似てるんですね。代表作に触れ、その創作の仕方(俳優の場合は演技の仕方、役への入り方)を聞き、誰がゲストでも同じ「10の質問」をして(この10の質問の内容もとても似ている。パクッていると言いたいわけではなくて、それだけ本質的な、断片的にその人が見える究極の質問なのだと思う)、最後生徒からの質問を受ける、という。


 今回はスガシカオがゲストで、私はスガシカオは、すごく好きだと思うときと、もうどうでもいいと思うときとの差が非常に激しくて、CDを買っては売ったり、買っては売ったりを繰り返しているアーティストで、自分にとっては不思議な存在です。ものすごくかっこ悪くださく思えるときもあるし(今日の服のセンスは最悪だ!)、彼のセクシャルな詞にものすごく欲情するときや、パレードの歌にぐいっと引き寄せられるときもある。佐野元春スガシカオの詞を朗読するシーンがあったんだけど「Oh,sweet baby」という詞を、佐野元春は「Ah,sweet baby」と読んでいたのが、ちょっと面白かった。佐野にとっては「Ah」なんだろうな。しっくり来るのは。


 『アクターズ・スタジオ・インタビュー』のインタビュアーは、ものすごく下調べをして、考え抜いた簡潔な質問を用意しているんだけど、佐野元春も下調べをしっかりしているのに、わりとその場の空気を大事にするというか、ちょっと柔軟な感じがする。生徒の前でインタビューが行われるという場の雰囲気も似ているな。どっちもとてもいい番組で、インタビュアーの役割について考えさせられる番組です。


★そしてソフトバンクSMAPのCMの『ロコモーション』が流れるバージョンが見てて気持ち良すぎるんですが、なんなんでしょうね。あれはなんか強く人の快感原則に訴えてくるものがある気がします。私が思いきり走ることや踊ることに飢えているのかな?