★22日深夜にフジテレビでTHE YELLOW MONKEYの特番がありました。番組については曲の最中にコメント入るのうざい! とかいろいろあったけども(昔からゆかりのある人のコメントはいいコメントなだけに余計に……)、第一回目のフジロックの映像が流れた瞬間うわーっと胸に来るものがあって、ああ本当にこのバンド好きだなぁ、ソロの吉井和哉もいいけどこのバンド好きだなぁ、と思った。昔はルックスとかにも酔っぱらっててステキ〜ってなってたけど、改めて聴くと曲が本当にすごくて。いや詞もむちゃくちゃすごいんだけど。演奏も全部いい。


 フジロックのライブは、あんなにイエモンを応援していたロッキンオンジャパンでクソミソにけなされていたので、抗議の投稿をしてボツになったことがあります(文才のなさが際立つエピソード)。あのフジロックのライブで、イエモンは今まで溜め込んだ気持ちをすべてぶつけるように、初期の「SUCK OF LIFE」という曲を、お客さんの中ではディープなファンしか知らない曲をやったんです。鳥肌立った。ファンサービスなんかじゃない。初めて聴く奴もこの曲で打ちのめしてやる! なのか、なんなのかわからないけど「これしかない」という気持ちでやっているのがわかって、ものすごく感動した。ものすごく悲惨な状況の、悲惨なライブだったけど、あれが成功か失敗か、ショーとして、ライブとしてどうするのが正解だったのかなんてそんなことはどうでもよかった。人には、それをやらなきゃ先に進めないっていうことがあって、あのライブはきっとそういうものだったんだと思う。


 吉井和哉の詞のセンスについては、ECDもすごいと書いているんだけど、二人でそういうことを話しているのを読んでみたい。もうどこかでやっていたりするのかな。