★雑誌のふろくについてのこの記事(→http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0911/02/news004_4.html)ちょっと違和感が。「エロ本の付録DVDに数多く素材を提供したおかげでプレステージが躍進した」みたいに読めるんだけど、ほんとhs逆で、最初はプレステージがものすごく売れてたから雑誌側が「プレステージの映像がなんと付録に入ってますよ!」と、「プレステージ目当て」に買う人をあてこんで付録にしたわけで、「ファッション誌とブランドコラボの付録の関係」に近い。特に「一冊まるごとプレステージ本」は、あの、雑誌部分は薄くしかなくてあとは箱になっててそこのブランドのものが入ってる箱ムックみたいな本と性質(売り方)は同じだと思う。雑誌がプレステージを宣伝してあげている、のではなく、プレステージの映像や情報が入っていることが雑誌にとってプラスに働いている、という状況だった。今はもう落ち着いてますが、この不況下で「一冊まるごとプレステージ本」は、出始めた初期には信じられない返本率や売り上げを誇っていて、まぁ本当にファッション誌にとっての「ブランド」のような存在だったわけです。今は落ち着いたので「だった」と過去形で書いてますが、今も表紙に「プレステージ」って大きく掲載している本はけっこう見かけますし、大きく凋落したわけではなく、小さいメーカーがすごい勢いで売り上げをガンガン伸ばして一大ブランドに成長し、そのイメージが定着して落ち着いた、という印象です。


 あと、その次のページで「S級素人」がプレステージに企画もパケも似てると指摘してあるんですが、AVではヒットした作品のパケや中身、タイトルをパクるのは当然で、ヒット作が出ればいっぱい類似品、酷似品もわんさか出るのであんまりこの指摘に意味はないんじゃないかと……本文の論旨ともあんま関係ない気がするし、プレステージの作品にも他社のヒット作に似てるのもあるし。っていうかだったらエロ本にパンティの付録とかついてることにも触れてー! 「パンティ」とか書くのはずかしいと思うけど、DVDだけじゃなくてそんな飛び道具もあるんだよ〜。


 余談ですが先日、香港の空港の書店に寄ったら香港のファッション誌にも付録ついてました。今思うとすごいかわいかったような気がして買わなかったことを後悔しています……。