★自分も書いている短めの官能小説的なもののアンソロジーを読む。このシリーズ、だいたい毎回同じメンバーなのだが、最近エロマンガ的なセリフの表現をするライターさんがいて、勝手にライバル視している(ようするに好きなタイプの文章ってことです。上手い)。今回はその人が男性のピストン運動について「蒸気機関車のように力強く」という表現をしていて「負けた!」とがっくり肩を落としました。そう、そうだよね、蒸気機関車……。言われてみるとピッタリな感じなのに思いつかなかったことがくやしい。カモン次号! 次こそはぎゃふんと言わせたいものだ。どんな人なのか会ったこともないし誰だか名前も知らないんだけど(表記がないのです)、エロ本の内部ではこのような戦いが日夜繰り広げられています。名前は知らなくても、文章のクセで同じ人が書いているものは見分けがついたりするんですよね。同じエロ本に書いてるライター同士で「毎回あのページ書いてる人すごくない?」「あ、あれいいよね! 俺も好き!」とか言い合って、見知らぬライターさんへのリスペクトを熱く語り合う夜もある。外の世界から見たらたいそうバカバカしい光景だろうが、たとえジャンルがエロであろうと、その道の「匠」ってすごいんですよ。


 たぶんこのエロマンガ的な表現の人は年齢若めだと思う。性別は男かなと思うけど、女でもありうる感じなので保留。プロファイリング当たってるかなぁ。こんど編集さんにこっそり聞いてみよう。