モテ本

★新書のセックスハウツー本を読んでいて、ハウツー本のことやら、モテ本のことやらを考えていると、ずーっと思い続けてることを思い出しました。


 それは、ロンブーの淳に「モテ本」(※注・男向けのモテ本ではなく、女に向けて男をどうオトすか、そのテクニックを書いた本)を出して欲しい! ということだ!


 数々の男芸人をだまくらかしてメロメロにさせてきた淳のメールテクの凄さ、またデート中のアドバイスの的確さといったらない。あのインカム貸してくれ〜と叫びたくなったことも何度もあります(ファーストデートなどで緊張する際に)あのインカムで淳にアドバイスされた通りにしていれば、順調に相手の部屋とかにまでたどりつけそうな気がする……。


 いろんな企画がありましたけど、私はいまだに麒麟田村をだまくらかしたスペシャルの回が忘れられないんですよね。急に売れて東京来て、お金持ってるからなんとなくオシャレにもなって、でもパスタをすすってしまう田村。そしてデート中に他の女からメールが来ると「赤坂においしいイタリアンがあるんだけど、今度そこ行かない?」とまさに今デートしてメシ食ってる店を指定してしまう田村。東京の店あんま知らないけど女のコの喜びそうなオシャレな店に連れてかないかん! という男心の機微っていうか、さすがに同じ店で他の女とデートすんなよっていうか……。そして田村のオチるツボが「家庭的な女」だったこともなんかこう、胸に響くものがありましたねぇ。いろんなお遊びはお金でできたりもするじゃないですか。手料理&マッサージでもてなされた瞬間、メロメロ甘えモードになってしまう田村。うう……安らぎが欲しかったんだな〜と思って、田村の何股もかけてるいいかげんさに笑いつつもホロリと切なくなりました。田村の股のかけ方、いいかげんすぎるんだよな〜。同じレストランに誘うっていうのもそうだし、なんとコピペ(または一斉送信)で同じメールを複数の女に送るとか……。普通だったらそこでメール途絶えてるよっていうような心ないメールなんだよね。罠だからちゃんと返信来るんだけど。


 そんなこんなで、淳のメール術&デート誘導にはいつも目を凝らしているのですが「はっ、これができればいいのか!」と何度刮目させられたことか。わかっててもできないことも多いんだけどね。「このカレーには隠し味が入ってます。何でしょう?」「え〜、何?」「答えは愛情でした〜」みたいな会話とかさ。できねーよ! で、でも「今日これからどうする?」とか言えれば、なんかこう、ねぇ。なりそうな気がするじゃないですか。


 淳の作戦は、とにかく「女の側から男に、カワイイ形で(押し付けがましい形じゃなく)好意を伝える」ということがベースになっていると思います。先日出版された『毒姫』(姫井由美子議員の元愛人が書いた告発本。まだ本屋に置いてあるのかな? これすごいです。面白いですよ)でも、「最初は姫井議員のことは全然タイプじゃなかったのに、すごいとか尊敬してるとかホメられまくっているうちに、だんだんその気になってしまった」みたいななまなましい男性心理が書いてありましたしね……。結局、好意&ホメなのか。これはあらゆるモテ本によく書いてあることではあるんですけど、淳の具体的な例が参考になりすぎると思うんですよね〜。いままでの番組内でのテクのまとめでもいいから、出ないもんかなぁ。淳が語る「男のオトし方」みたいな本。もしかしてもう出てたりする? すくなくともモテ本コーナーでは見たことない(そんなにまめにチェックしてるんか!)んだけど……。