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★「イケダン」という言葉を女性誌の表紙で目撃してはじめて知って驚愕！　ごめん、ついていけない……。「美人妻」ってエロ本の原稿でしか書いたことないんだけど。エロ本でない男性誌でも「モテるためにどうするか」とかそういうのはよく特集されてるけど、スペックの高い女を選べ！　みたいな話ってあんま見たことない気がするんだけどどうでしょう。いい女と一緒にいるオレ的な価値観はチョイ悪系であったのかな。ていうかエロ本ですら「他人に羨望されたいがための美人妻」じゃなく（そのへんにくすぐり入ってるエロもありますけど）、あくまでもメインは「美人妻といろいろできる（ご想像におまかせします）喜びと興奮」なわけで、ああでも征服欲とかそれをものにできた自分えらいとかいう感情はあるのか。うーん。そもそもエロ本の美人妻は不倫設定だから比較対象にはならないですね。

　人に自慢できる相手とつきあいたいとか結婚したいとかって、利害や価値観が一致してる人同士には普通なんだろうが、下品にも思えるし、自分は受け入れられない価値観だな。いや、それを下品と感じる気持ちが下品なのか。カップルで社交をするのが当たり前の社会にいる人にとっては下品どころか身だしなみのように当然のことなのかも。でもトロフィーワイフとかもいやだなぁ。それは自分がなれないからだけど！

　「他人に紹介できる」相手を選ぶっていうのは、ダメ男（借金とかDVとか浮気とか？）を選ぶリスクを減らすひとつのハードルなのかもしれないという気もしてきたけど、世間的なイケダンの隣にいる自分を想像したら寝汗をダラダラかきそうだ……。もうイケダンとか選ぶ側にいない、イケダンに選ばれる年齢でもない、市場価値最安値更新中なのにそんなこと考えてわざわざうなされなくてもいいんですけども。今一瞬「はてなイケダン」という言葉を思いついてぞっとした！　「サブカルイケダン」とか「文化系イケダン」とかそのサークル内でのみ自慢できるイケダンがありそうだ。女は男の才能にむらがる蟻……。女は海？　女は港で男は船？　女が海なら男はアフリカ大陸みたいなかんじであってほしい。波打ち際で溶け合いましょう。でも私の海はL.C.L……。