2006-01-01から1年間の記事一覧

ブラック・ダリア

仕事が終わって、わずかな小休止を味わうため、ずっと前に買っていた文庫本に手をつけたらやめられなくなってしまい、昨夜の深夜12時から読み始め、読み続けること9時間。今ようやく犯人と、事件の全貌がわかり、本を置いたところです。ブラック・ダリア事件…

本日イベントです

本日、7/26、新宿ネイキッドロフトにてイベントに出演します。切通理作presents「物書きが自分をさらすということ」 ゲスト・森達也(ドキュメンタリー作家) http://www.loft-prj.co.jp/naked/schedule/naked.cgi?year=2006&month=7ロフトプラスワンとは別…

私の身体の上を通り過ぎていってほしいカリブの海賊

★日が近くなってきたので、ふたたび告知をしておきます。 雨宮出演イベントの告知であります。7/26(水)切通理作さん、森達也さんとのトークイベント 場所・ネイキッドロフト(新宿) http://www.loft-prj.co.jp/naked/schedule/naked.cgi?year=2006&month=…

ポツドール「女のみち」

いやー、一ヶ月前までサッカーに色んなリーグがあることすら知らなかった私ですが、そしてJリーグというものがそのリーグのひとつであることが知識としてはわかってもいまいちピンと来ない(観たことないから)私ですが、今ではマルセイユルーレットが何か…

お知らせ

そろそろ発売の「ビデオメイトDX」8月号で、三浦亜沙妃さん、KINGDOM監督とK*WEST監督のD−1撮影前インタビューをやらせていただいてます。ページが続いているので、なんかすごくたくさん書いてるように見えますな。 三浦さんは、自分と重ねるのがおそれ…

月の砂漠

すでに私の周りでは大激震! と言うべき反応が起こっていますが、AVライターの藪井さんが自身のウェブ日記で突然の引退宣言です。今日昼間にほほえましいB級映画の試写に行って、携帯の電源入れたら知り合いからメールが入ってて、それで知りました。 私…

「松本タクシー」(松本和彦監督・ソフト・オン・デマンド)

「ディスコ・ホスト・AV」という経歴を持ち、童貞魂やマニア魂を重んじるセルAVの世界では今も昔も浮いた存在である松本和彦監督。生まれた時からセックスに不自由したことなく、よってオナニーをする習慣がないという驚くべき種族であり、ハデで華やかな異…

松本タクシー

今日、映画の試写会で並んでいたら、どうもエロ系のマンガ家らしき女性と、そのツレの男性が並んでいて、聞くともなしに話が聞こえてしまったのですが、女・「なんかさ〜、編集長がさ〜、『キミが本当に描きたいのはサブカル系のヤツなんじゃないの?』って…

「言語道断」とロナウジーニョ

おととい、自分も原稿を書いているので届いた『言語道断 vol.2』を読んでいたら水足哲という人の書いた「出版不況の煽りをひっそりと受け、風前の灯火のアダルトビデオ誌とAVライターの現状」という記事が目に入った。「ホラー小説家・友成純一氏や作家・…

お知らせ

★雨宮のイベント出演のお知らせです。どちらも来月末なので、帰省やご旅行のご予定のある方はもしよろしければほんの少し予定をズラして来ていただけるとうれしいです。7/26(水)切通理作さんとのトークイベント 場所・ネイキッドロフト(新宿)今年「失恋…

しのださんの悩み相談

6/13のエントリで篠田監督の作品を紹介しましたところ、篠田監督ご本人よりコメントをいただきました。そのコメントがなかなか、切実な悩みに満ちた味のあるものだったので、ここに引用させていただいて、勝手に悩み相談の回答をしてみたいと思います。Q.…

「ナースで8連発ごっくん」倖田梨紗(h.m.p)

好きなんですよ倖田梨紗! 前に別の作品で彼女が男優さんに「梨紗ちゃん、今何やってんの?」って聞かれて「ん〜、きじょうい〜」って腰動かしながら答えた瞬間から好きになり、今では彼女がネイルアートバリバリの爪でバイブ持ってズボズボ動かしてるだけで…

暗い青春、ねじれの女

下のエントリのコメント欄で、姉ちゃんの容姿と非モテコンプレックスについてご質問いただきましたので、お答えいたします。姉ちゃんが容姿を人からホメられるようになったのは、25歳の時からで(安野モヨコの「美人画報」ぐらいにはバケた)、それまでは25…

「いつもシコってるアパレル店長と、イクイクできた」(篠田昌宏監督・レーベル/しのだ)

あまりにもガクーッと来るタイトルと、ヘンな広告戦略から食わず嫌いになりかけていた新レーベル「しのだ」の作品。しかし見てみたら、もったいないほどちゃんとエロい。ほぼ監督と二人きりのホテルの部屋で、アパレル店長の女が「男って結局カラダ目当てな…

「ガチ! 静まり返る漫画喫茶で声を潜めてお忍びハメハメ!」(甲斐正明監督)

企画モノの成り上がり、甲斐正明監督が漫画喫茶に上陸。のれんとか胸ぐらいの高さまでしかない間仕切りの陰でいつ誰に見られるかわからないスリリングなセックスを展開する。一生懸命声をガマンしつつ、早く終わらせようと必死で腰を遣う女優さんの姿には燃…

新作レビュー

先週の土曜日、ハマジム主催のイベントに行ってきました。イベント詳細は当日DJもやって大活躍だったライターの松本亀吉さんのサイトにアップされていますので、興味のある方はどうぞそちらをご覧ください(ライブの模様は、ハマジムレコーズのサイトにも…

泥だらけの青春

えー、自分で始めておいてナンですが、不毛な議論をやっていても読んでいる人の気持ちがどんより重〜くなりそうなので、通常営業に戻りたいと思います。不毛というのは、クラウドさんのことを指しているわけではありません。クラウドさんが非常にていねいに…

一つ前のエントリーについたクラウドさんのコメントについて、返信をしようと思ったのですが、ちょっと、この方だけのことでもないなーと思って、こちらに書きます。 前々から感じていたことですし、前のエントリーで述べた「右派/左派」の話にも通じること…

「少女は挿入される生き物」第四回

★5/26,5/28,5/29の続きです。最終回です。 「少女は挿入される生き物」の最終パート(ゆめちゃんのセックスシーンも含む)は、「エロを引き立てるためのドキュメント」には、なり得ていないと私は思います。それはゆめちゃんという女性が、セックスに対して…

「少女は挿入される生き物」第三回

★5/26,5/28の続きです。第三回。そして「全三回」ではなく、「全四回」の延長戦に突入します。長くてすいません……。 昨日今さらan-anのセックス特集を買ったら「女2・男1の面白プレイ」とか書いてあって驚愕しました。お、面白くねーよ! 泣いちゃうっつー…

「少女は挿入される生き物」第二回

(5/26のつづきです) 遠藤遊佐さんがご自身のサイトで、やっぱり面白いながらももやもやとした感想を述べられていますが(http://d.hatena.ne.jp/endo_yusa/20060503)、私はこのもやもやの一つの原因は、エロ右派・エロ左派の対立に関するもやもやだと考え…

「少女は挿入される生き物」(AV OPENチャレンジステージ参加作品・堀内ヒロシ監督)http://hamajimopen.com/penetration.htm

※あまりにも文章が長いので、全三回の連載にします。 で、今日はそのAV OPENチャレンジステージ参加作品である「少女は挿入される生き物」について、書こうと思います。すでに多くのサイトにレビューが掲載されておりますので(詳しくはAV OPEN in HMJM特設O…

「少女は挿入される生き物」第一回

下の方のコメント欄でケツ毛がビッシリかどうか議論の対象になっている雨宮です。あまりの事態に姉ちゃんどうしていいかわかりません……。思えば昔「もし自分が『3つのねがい』を言ってくれと言われたら」と想像し、(原典は多分ドイツ? かどっかの昔話。も…

別サイト「NO! NO! NO!」(http://www.fastwave.gr.jp/diarysrv/addict/)で「豊田道倫 映像集2」のことを書いてます。よろしくどうぞ。アレでアレなことが書いてありますが、アレって見た目はアレだけど実はぜんぜんたいしたことないもので、病院行っても…

「AV OPEN」そして瀕死のAV批評について

みなさんは現在「AV OPEN」というイベントが行われているのをご存知でしょうか。(詳しくはこちら→http://www.av-open.com/)ソフト・オン・デマンドが主催しており、参加メーカーは全16社。勝敗は売上本数で決まり、優勝賞金は一千万円。「セルビデオの日本…

仕事の予定が詰まってなくてヒマができるとひたすら不安になるというフリー特有の症状のおかげで、ゴールデンウィークって全然楽しめないので(忙しさがまだまだ物足りない……)こうして夜中にパソコンに向かったりしています、雨宮です。 まずは仕事のお知ら…

三浦亜沙妃

こないだテレビをつけたら「東京タワー」(江國香織のほう)の映画をやってたもんで、すっかりその気になって美容院に行って「黒木瞳みたいにしてください」と言って誰ともつかないへんな髪形になりました雨宮です。ウデが悪いわけじゃなく顔がわるいんだよ…

「キスと涙を愛するように」小泉キラリ引退作 [Jo]Style監督(MOODYZ)

小泉キラリの引退作を、[Jo]Style監督が撮った。というだけで、小泉キラリがどんな女優か、そして[Jo]Styleがどんな監督か知っている人なら、心の中で小さく叫んで鳥肌を立てるのではなかろうか。この二人の組み合わせというのは、そういう組み合わせです。 …

小泉キラリ引退作

明け方に泣きながらタクシーを拾ったら、ドアが自動じゃなく、運転手さんが白い手袋で開けてくれるMKタクシーでした。初めて乗った……。お姫さま気分というやつか。三十路を目前にしてお姫さまもクソもないもんですが、今の私にわかるのは、お姫さまがみん…

「くるみのブログ」に感じるやりきれない嫉妬

ドグマの専属女優であり看板女優である森下くるみが、ドグマ外の監督に撮られるのは、専属になってからは二度目(一度目は松本和彦監督)でしょうか。今回は、カンパニー松尾監督。森下くるみのハメ撮りというのも、TJ監督の「青い性欲」以来初めてではな…